わたくしは子供時代、小学校の低学年だった10歳の頃相撲に熱中していました。栃錦や千代の山が横綱の頃でした。たぶん昭和20年代の大昔でしょうね。でも令和の現代相撲はまだまだレトロな味をのこしているので子供に今と昔を説明するのに相撲はやはり格好な材料です。現代の相撲、新時代の大相撲というのかな、明らかに時代の大きな変化がやってきたようです。子供や女性の観客が増えた。
新小結の大の里が変化の先端にいるようです。やってくれましたね、幕内に入ったとおもったら、もう優勝しました。笑い話のようです。
師匠の元稀勢の里が73場所もかかった初優勝を新入幕したばかりの大の里は、今場所あっさりと成し遂げました。相撲好きなら誰でもわくわくするような勝ちっぷりでした。めざましい快挙でした。でもほんとうかなとつい疑いたくなります。
何しろからだがとても大きいのに動きがやたらに速い。すごく大きいのに迅速に動けるのはやはり大変な才能です。彼が前に立ちふさがるともう駄目。彼をよけるために土俵外に出ざるを得ない。そんな感じです。余りに素早い変化なので何処で力を出したのかもよく分からない。希代の怪物のような若者です。ただ人柄も顔の表情も明るく素直で元気いっぱいの若者です。ファンは。こういう時代を待っていたのかも。わたくしも、一年6場所もあるのに、次の場所が待ち遠しい。大の海は単に強いだけじゃ無い、ものすごい野心もあるはず。その野心がなにかは知りませんが、でも単純な相撲ボーイじゃない。彼は大学でてます。それが分かるまで楽しみです。出来るだけデカい野心をもってほしい。
恥ずかしながら、わたくし子供のとき8才頃だとおもうのですが、相撲を習いました。家から結構距離のあったおじさんの家まで習いに行きました。東京の石神井川の正久保橋の手前におじさんの家があり立派な土俵が庭にありました。そこまで自転車で行ったような気がします。おじさんは小柄な人で、確かちょびひげを生やしてました。昭和24,5年頃ですから練習が終わった後に頂けるお菓子かお汁粉が目当てだったのかもしれません。わたくしは10歳でも上背がかなりあったので1,2年相撲はかなりの楽しみでした。家が遠かったにもかかわらずしばらく熱心に通ったものです。でも小学5年生ぐらいで勉強が忙しくなってやめてしまいました。
でも裸になって褌ひとつで土俵上で組んでたたかうのは好きでした。今でもとてもなつかしく想い出します。それで今はテレビで相撲が始まる時間が来るのが楽しみです。大の里以外にもあたらしい人気力士が沢山出てきたので場所が始まるとついついそわそわします。大の里は日体大の卒業生で体育大学卒も新しい時代の勢力のようです。ただ部屋間の閥の争いはみたくないので豊かな技術と人物の多様性にむけて花開いてほしい。
今後ブログは写真を入れたいので散歩も必要です。
また庭の整備も必要です。

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